高速インライン測定で不良予測し、事前対策や工程・公差の見直しから部品コストダウンや工数削減を実現
製品説明
RaptorEye2はアーム型測定機で実績を積んだ、自社開発の高速非接触センサーです。
このRaptorEye2をスライド型アクチュエータに搭載し、自動で非接触スキャンします。単にインライン測定するだけでなく測定データから改善やコストダウンを導き出すシステムです。

製品の特長
作業員が目視検査されている工程などを自動化し、省人化やレポート等記録も自動化します。

対象物に合わせた最適なシステムをご提案しますが、主なラインナップは下記3パターンです。
Single
想定ワーク:小型の平面的な形状のもの。板金パネル・樹脂成形部品など。ロボットにSingleユニットを搭載すれば大きいワークの管理ポイントの測定も可能です。
測定範囲:L150(最大1500)×W120×D120
導入すべき事例:現在検査未実施の工程・目視検査工程・突発の不良が発生している工程

Dual-V
想定ワーク:板金パネル、溶接構造部品など大型で奥まった形状の部品
測定範囲:L450(最大1500)×W160×D120
導入すべき事例:現在検査未実施の工程・目視検査工程・突発の不良が発生している工程・公差の厳しい溶接構造部品を製造している工程

3-axis
想定ワーク:中型の板金パネル、溶接構造部品、樹脂成形品
測定範囲:L450(最大1500)×W300×D160
導入すべき事例:現在検査未実施の工程・目視検査工程・突発の不良が発生している工程

関連動画
導入効果
- 傾向管理が可能となり、不良を予測し計画的に事前対策が可能。

- 溶接構造部品の管理ポイントのみスキャンし、離れた部位の寸法検査の自動化。マスター部品との差分を求め、シム挿入するなど設計方針を見直すことで部品の公差を下げ、組付け後の検査を同じ装置で実施することが可能。

- 自動化による人員削減だけでなく、測定することで製品のコストダウンに寄与します。

製品の仕様
センサースペック | |||||
---|---|---|---|---|---|
サイズ | 69(W)×113(D)×145(H)mm | ||||
重量 | 約550g | ||||
測定深度 | ±60mm | ||||
スタンドオフ | 200mm | ||||
Xピッチ | 0.06~0.1mm | ||||
視野長(幅) | 86~160mm | ||||
ポイント数/ライン | 1668ポイント/ライン |
インライン設備とのインターフェイス:デジタルIO・PLC通信
データの出力:PSL形式
解析ソフトウェア:3D-Magic REGALIS・PolyWorksに対応