現在、建設・橋梁・鋼構造物業界では、国交省が掲げる「i-Construction(アイ・コンストラクション)」に準じて、測量から設計、施工、検査、維持管理に至る全ての事業プロセスで建設生産システム全体の生産性向上を目指しています。
i-Constructionでは、3次元データの全面的な活用がうたわれており、橋梁・鋼構造物・ゼネコンなどの企業からは、2次元から3次元への転換を「進めている、又は進めたい」などの声をたくさんいただいてる状況です。
製造業などで導入が加速している自動計測・自動組み立て・あるいはバーチャル組付けなどは、建設市場においても、大きな経済効果が期待されます。それらを実現出来るLeicaレーザートラッカーを利用したシステムは最も期待される、弊社が自信を持って提供出来るソリューションです。
当社では他業界で培った3次元測定技術を建設業界へ積極的に提案しておりますので、ぜひ当日はお悩みをお聞かせくださいませ!
開催概要

・日時:2025年6月18日(水)~21日(土) 10:00~17:00(最終日のみ16:00迄)
・会場:幕張メッセ
・小間番号:10-65
・入場:無料(来場事前登録が必要です)
CSPI-EXPOの開催概要についてはこちらをご覧ください
https://cspi-expo.com/
トンネル切羽モニタリングシステム
トンネル発破掘削における余掘り量の低減の課題解決のため、余掘り量の評価を高精度かつ短時間に行う事を目的とした切羽モニタリングシステムを開発いたしました。
現状トータルステーションでは点での評価により、凹凸を正確に表現できないため、工業分野でも使用される高精度レーザートラッカーを使用することで点群による形状を計測でき、高精度計測が可能になります。

ICT舗装工
従来のTLSでは以下の計測課題があり、最終工程のアスファルト表層のみの計測しか実現できませんでした。しかしLeica Laser Tracker ATS600システムを用いることで、計測の手戻りを無くすだけでなく、全層での出来形計測を可能にし、舗装工の品質向上を実現します。
高精度なATS600によって軽量化された高品質データを扱えるようになることで、従来の大型TLSの解析時間を約5分の1に短縮することができます。高速解析により、工事を止めずに現場でリアルタイム解析が可能になるため、計測が不十分だった箇所の確認と修正がその場ですぐに可能となります。つまりこれまで多大な時間を要していた手戻りを無くすことができます。

建設業界におけるアイコンストラクション推進により、ATS600の用途は今後も更なる広がりを見せています。ATS600の更なる可能性が期待できます。
詳しくはこちらのページをご覧ください。
耐震補強工事での鋼板巻き
橋脚耐震補強工事には様々な工法がありますが、「鋼板巻き立て工法」(以下、鋼板巻き)は、既設の鉄筋コンクリート橋脚に補強鋼板を巻き立て、橋脚の曲げ耐力、せん断耐力およびじん性の向上を図る工法です。現在の鋼板巻き工事は手計測で実施しており、工期に余裕がなく、材料費が高くなっています。また、国土交通省が推進している i-Constructionを実現するにあたってデジタル化は避けて通れない課題です。いかに手計測からデジタル管理ができる計測方法にプロセスチェンジし、効率化を図れるかが重要なポイントとなります。
高精度でリアルタイム解析が可能なLeica Laser Tracker ATS600を使用することで、工事全体のプロセスを見直すことが可能です。橋梁計測と鋼板発注のタイミングの前倒しが可能となり、大幅な工期短縮およびコスト削減が実現できます。ムリ・ムダをなくすと同時に鋼板巻き工事の品質向上を目指せます。
計測作業フロー

60m先の浅い角度での3次元計測精度の実力値は±1mm程度
※弊社厚木テクニカルセンターでの舗装計測での検証結果
※環境等により左右され、精度保証ではない
解析結果


建設業界におけるアイコンストラクション推進により、ATS600の用途は今後も更なる広がりを見せていますので、ぜひ会場でご覧ください!
詳しくはこちらのページをご覧ください。
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東京貿易テクノシステム株式会社
マーケティング部 広報企画チーム
Tel: 03-6633-6628
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