MatchID社が提供するデジタル画像相関法の総合システムMatchIDは高解像度カメラ、リアルタイム変形計測、ひずみ解析、材料評価、数値シミュレーション、振動試験に関する強力な測定・分析ツールです。また、新製品開発、CAEシミュレーション比較、材料強度評価試験に最適なシステムです。複雑な光学系を必要とせず、高分解能でお客様の希望する領域のひずみや応力を測定できます。

現象を的確に捉えるフレキシブルセッティング
ソフトウェアプラットフォームのみならず、アプリケーションによって異なるハードウェアソリューションとも統合することができます。お客様のニーズに合わせたフレキシブルセッティングにより新たな可視化を実現します。
スタンダード編

DICの精度向上のために専用ソフトウェアとトレーニングを提供します。また、カメラやレンズ、フィルター、照明、光学レールシステム、コンピュータなどの機器を最適化するリューションを開発しました。これにより、お客様のテストを成功に導く支援を行います。
アドバンス・カスタマイズ編

MatchIDは、ハイスピードカメラや赤外線カメラなどのカメラを使用することで、高性能撮影を実現します。そして、これまで観察できなかった現象や複雑な事象の解明に貢献します。
360度測定や大規模構造物の測定に対応するため、マルチカメラのシステムを提供します。ブレークアウトユニットにより、通常のステレオセットアップを複数カメラ構成に拡張し、全カメラ同期が可能です。
画像撮影・DIC分析・独自モジュールからなるソフトウェア
MatchIDは、画像解析ソフトウェア中心のモジュール構造を採用しています。任意のソースから画像をインポートすることも可能です。よって、標準モジュールで最適な設定と測定精度を決定し、デジタル画像相関法を用いて分析を実行します。さらに、画像撮影やポスト処理モジュールも提供します。使用にはレンタルと購入のスキームがあります。
実験: 多様なカメラに対応する最適化ツール

さまざまなカメラに対応する、実験画像取得の最適化ツールを提供します。MatchIDトリガーユニットで同期し、NI-USBデバイスで実験のアナログデータを取得します。また、実験条件セッティングに役立つライブヒストグラムや露出過多表示などのツールが含まれ、リアルタイム計測も可能です。
分析: 応力変換まで可能な結果分析

各モジュールが異なる実験や解析のニーズに応じて設計されています。例えば、2D DICは基本的な面内実験に適しており、Stereo DICは面外運動を伴う、より高度なテストの分析に対応しています。またマルチ DICは、複数のカメラを使用して取得したデータから360°キャプチャを実現します。さらに、標準機能として応力変換まで可能な結果ビューアーやデータ分析ツールが統合されています。
ポスト処理: シームレスな測定データの取り扱いが実現

VFM(Virtual Field Method)がフルフィールドの測定データを用いてシームレスに材料構成式のパラメータを同定します。さらに、FEVAL(有限要素モデルの検証)が実験データと同じフィルタを使用してFEAの解析データを処理します。MatchIDは、独自のポスト処理機能が真のデジタルツインを保証します。両者ともにバッチモード処理が可能です。
アプリケーション
- 振動
- ハイスピードカメラ(パウチ落下)
- IRカメラ(温度)
- マーカモーション計測
- プレス部品のクランプ
- 面ひずみ
デジタル画像相関法の関連技術情報
長野県工業技術総合センター様事例
MatchIDを使用した、せん断時ひずみ分布の可視化による加工理論の検証を行った研究ノートをご紹介いたします。
https://www.gitc.pref.nagano.lg.jp/reports/pdf/R6/R06P49_P51.pdf
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