こんにちは、す~ふぃあです。
これを見てください!何だと思いますか?
![](https://www.tbts.co.jp/wp-content/uploads/2022/11/sooophia_reverse_statue.png)
これは、リバースエンジニアリングソフトとCADソフトで作ったミニ石膏像調味料入れのデータなんです♪
かっこいいでしょう!
ちょっと前なんですが、
リバースエンジニアリング入門①「実演:オートサーフェスモデリング」というセミナーが開催されて、ぼくたち3兄妹もそのセミナーを覗いてきました!
そのセミナーの最後にできあがったのが、この調味料入れです。
これは実物ではなくデータですが、
これを3Dプリンタで造形すれば、ちゃんと実物が出来上がります。
また、このデータを更に編集して違うデザインを施すことや、このアイテム量産のための型を作ることも出来ますし、このデータをメタバース上に作ったキッチンに置いてみてインテリアとしての雰囲気を確かめることも出来ます。
そんな風に3Dデータ活用DX施策の一環としてリバースエンジニアリングのニーズはますます高まっていますが、それで急に携わることになり、リバースエンジニアリングって何?どんなことするの?と戸惑っている方もいるのではないでしょうか?
そういった方に少しでもスムーズにリバースエンジニアリングの世界へ進んでいただけるように、と開催されたリバース入門セミナー①。
今回は、その様子をご紹介していきたいと思います!
![](https://www.tbts.co.jp/wp-content/uploads/2022/11/sooo3_reverse_beginner_vodPR-1024x822.png)
今回の内容はオンデマンド動画でご視聴いただけます🎥
動画を見る場合は下記リンク先からご視聴ください(登録フォーム画面にジャンプします)。
▼『15分で解説!リバースエンジニアリング入門 「実演:オートサーフェスモデリング」』
https://pages.tbts.co.jp/spScan_webinar2.html
■入門編ではどんなことをやるの?
リバースエンジニアリングとは? からモデリング手法別の特徴を説明して、
その後実演でモデリングの過程を紹介します。
こちらがセミナーのアジェンダです↓
![](https://www.tbts.co.jp/wp-content/uploads/2022/11/bd1e633b2e24b4b92625dc58ba4b6e62-1024x576.png)
石膏像を3Dスキャンして、その測定データをもとにモデリング。
更にそのデータをCAD編集して「石膏像の調味料入れ」を作る、という流れです。
今回使用する石膏像は、ミニサイズの置物です。
この石膏像の形状をリバースソフトでモデリングし、その後CADで調味料入れに改造します。
![](https://www.tbts.co.jp/wp-content/uploads/2022/11/bd182e51e58ba7b1d569bb94cc049624-1.png)
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![](https://www.tbts.co.jp/wp-content/uploads/2022/11/sooophia_reverse_statue.png)
■リバースエンジニアリングとは?の説明から
まずはスライドで基本の説明です。
ここで言う“リバースエンジニアリング”とは、
3D測定によって取得した点群データにリバースエンジニアリングソフトで面を付け、
その後CAD, CAM, CAEなどで編集や利用が可能なデータを作成することを指します。
この入門編①セミナーでは、実演に入る前に
・リバースエンジニアリングとは?
・主な3つの手法
を紹介していたのですが、同じ内容を以前のブログにまとめたことがあるので、そちらをお読みください。(行ったら戻ってきてくださいね!!)
▼ブログ:【リバース入門1】3Dデータ活用!リバースエンジニアリングとは?
https://www.tbts.co.jp/useful/column/reverse-engineering/ttsblog-265/
![](https://www.tbts.co.jp/wp-content/uploads/2022/11/642f019ee96caf95d282dc8fb12abc0d-1024x503.png)
■測定~ポリゴン化を3Dスキャナ付属のソフトで事前に
ここで測定情報をちょっと挟みます。
今回はセミナー当日までに、カメラ式3Dスキャナで測定し点群を取得、
更にスキャナ付属のソフトで点群をポリゴン化するところまで行いました。
![](https://www.tbts.co.jp/wp-content/uploads/2022/11/96b3f86528d74be01b96d9edaf6e3aca-1024x454.png)
![](https://www.tbts.co.jp/wp-content/uploads/2022/11/8d7cc0a21a611d415cba3faea42254ac.png)
測定に7分、ポリゴン化に11分、トータルが18分だったそうです。
このポリゴン化したデータをリバースソフトに取り込むところまでを事前に行っていました。
■実演、オートサーフェスモデリング!
いよいよオートサーフェスモデリングの実演です。
![](https://www.tbts.co.jp/wp-content/uploads/2022/11/32eb64e9e988ffeb780345b28e368aa9-1024x577.png)
まずはポリゴン編集で穴埋め・へこみ修正をしていきます。
それからオートサーフェス機能で 領域作成→パッチ分割→パッチ編集→曲面作成 と行っていきます。
その後簡単にCAD編集もお見せして、データ完成!という流れです。
■ポリゴン編集で穴と凹み傷を修正
編集に取り掛かる前に、データを扱いやすくするために軽くしておいたようです。
ファセット数(ポリゴンの数)を250万ファセット(ポリゴン)から50万ファセット(ポリゴン)に減らした状態からスタートです。
では、穴を埋める作業からです。
スキャンした石膏像データ上では2つ穴があったので、それを埋めてフラットにします。
穴はピンクで表示されていて、一目で分かりますね。
↓穴2か所あり
![](https://www.tbts.co.jp/wp-content/uploads/2022/11/494fa2b5dbd2e28b4a7359b2a17ff58e-1024x576.png)
↓穴埋めメニューでざっと選択し、処理実行をクリック
![](https://www.tbts.co.jp/wp-content/uploads/2022/11/5b71cf571c8fad8c34e28622cd53b1c5-1024x579.png)
↓穴がなくなりました!
![](https://www.tbts.co.jp/wp-content/uploads/2022/11/d14914130f2fb158d16eb119e91e69e5-1024x578.png)
続いて凹み傷を修正していきます。
(凹み傷はどれだろう。穴みたいに色で表示はされないのかな・・・)
(え・・・?)
↓ここにぶつけたような跡がありますんで~ とロックオンされた箇所(画面中央の白十字の部分)
![](https://www.tbts.co.jp/wp-content/uploads/2022/11/3d8682551d9445998789784968939476-1024x577.png)
ざわっ・・・
(これ、おへそじゃないの?)
リバース入門セミナー①「オートサーフェス編」を覗いてみた(2/3) へ続きます!
▶リバース入門セミナー①「オートサーフェス編」を覗いてみた(2/3)
【今回登場したツール】
●リバースエンジニアリングソフト『spScan』
●測定に使用したカメラ式非接触3Dスキャナ『FLARE』
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